
正直に言うと、良いサービスを作れば、自然に人は使ってくれると思っていました。 半年かけて機能を作り込み、ようやく公開した日。アクセス解析の画面を何度も更新しましたが、数字はほとんど動きませんでした。 これは、不動産投資AI「RE-AI」を作る過程で、多くの個人開発者や小さなチームが一度は経験するであろう景色です。
収益性AI、価格査定AI、融資AI、リスクAI、出口戦略AI。機能を一つずつ積み上げていく作業は、正直かなり面白いものでした。 13以上の投資指標を自動で計算し、35年分のキャッシュフローを一瞬で出す。金利上昇や空室のストレステストも組み込む。 「ここまでできれば、使う人はきっと増えるはずだ」。そう思っていたのは、開発している自分たちだけだったのかもしれません。
機能の完成度と、実際に使われる人数は、まったく比例しません。 これは、個人開発やスタートアップに関わったことがある人なら、一度は聞いたことがある話だと思います。それでも、自分がその立場になるまでは、実感としてわかりませんでした。
不思議なもので、機能を磨けば磨くほど、孤独感は増していきました。 夜遅くまでコードと数字と向き合い、朝になればまた仕事へ向かう。家族が寝静まった後にパソコンを開く日も、少なくありませんでした。 「これだけ作り込んだのだから」という期待と、実際のアクセス数のギャップは、想像していたより心にきます。

数字が動かない日が続くと、「自分の判断は間違っていたのではないか」という疑念が、じわじわと大きくなっていきます。 これは失敗というより、個人開発やサービス立ち上げにほぼ必ず訪れる、通過点に近いものなのかもしれません。
しばらくして気づいたのは、機能が足りないのではなく、そもそも存在を知られていない、という単純な事実でした。 どれだけ良い査定AIを作っても、その存在を知らない人には、当然使いようがありません。 開発と集客は、まったく別のスキルだということを、身をもって学びました。良いプロダクトを作ることと、それを届けることの間には、想像以上に大きな距離があります。
これは不動産投資にも、少し似ているところがあります。良い物件を見つけることと、その物件を適切な条件で買えることは、別の話だからです。
反応がない時期は、正直やめてしまいたくなる瞬間もありました。

それでも続けているのは、収益物件の購入判断に悩んでいる人が、確かに存在するとわかっているからです。 表面利回りだけでは判断できない物件、融資は通ったのに数字が合わない物件。そうした迷いに、少しでも判断材料を提供できる意味は、あると思っています。

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RE-AIを作る過程で分かったのは、AIが答えを出すことより、判断根拠をどう見せるかの方が難しいということでした。数字を出すだけなら、比較的シンプルです。その数字が「なぜそうなるのか」を、専門知識のない人にも伝わる形にするのが、一番時間のかかる作業でした。
良いサービスを作れば売れる、というのは半分正解で、半分は思い込みでした。 機能を磨くことと、それを必要な人に届けることは、別の努力が必要です。これは、不動産投資で良い物件を見つけることと、その物件を正しい条件で買うことが別の話であるのと、どこか似ています。
もし今、個人開発や副業でサービスを作っている方がいたら、機能が完成した瞬間はゴールではなく、スタート地点だと捉えておくと、少し気持ちが楽になるかもしれません。
気になる物件がある方は、ご自身の試算と比較する材料として、RE-AIの簡易診断を使ってみてもよいかもしれません。診断は約30秒ほどで完了します。 https://www.re-aipro.jp/free-diagnosis
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定のサービスや投資手法を推奨するものではありません。個人開発やサービス立ち上げの状況は人によって異なりますので、あくまで一つの経験談としてお読みください。
#起業 #個人開発 #生成AI #集客 #失敗談 #開発日記 #不動産投資AI
この記事を書いた人

鈴木基公
RE-AI開発者・不動産投資分析サービス運営者
1件の物件を買うか判断するために、4時間。 場合によっては、答えが出るまで何日もかかる。 その間にも、良い物件は他の投資家に買われていきます。 「分析に時間を使うのではなく、判断に時間を使うべきではないか。」 この疑問から開発したのが「RE-AI」です。 数時間かかっていた分析をAIがサポートし、投資家が本来やるべき『比較・現地調査・意思決定』に時間を使える環境を目指しています。

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